導入事例③
香川大学様
香川大学
総合情報センター
後藤田 中 助教
香川大学は、全学の情報リテラシー教材(参考書)として「キーワードで学ぶ最新情報トピックス 2016 e-Learning」を導入した。その上で、法学部の1年生を対象とした「情報リテラシー」の授業では、e-Learningでの積極的な活用を行った。法学部の1年生、164人を3クラスに分けた上で、ティーチング・アシスタント(TA)1人、教員1人の体制で授業を実施。各回の授業前半はテーマに基づく基礎的な説明と実習で、教員は学生からの質問を受けながら、全体の理解度をそろえるように指導する。一方、授業後半は課題を出題し、各学生が前半の知識に基づいた学習(レポート作成または小テスト)を進め、授業後も継続する。
e-Learningの活用を推進した香川大学 総合情報センター 後藤田 中 助教に話をうかがった。
スマートフォンを使う学生の増加に伴い、パソコン利用を前提としない情報リテラシー教育が必要になってきた。また、本来、法律を主とする学生にも、特にLINEやFacebookなどのSNSアプリの利用時に不可欠な情報保護などの注意点や、便利さの裏に隠れた落とし穴、流行で見落とされがちなテーマに対する丁寧で納得できる解説が必要で、その点、教材としては「キーワードで学ぶ最新情報トピックス 2016 e-Learning」が最適だった。
従来のパソコン向けの教科書にはない、スマートフォン世代特有のトレンドトピックへの対応や、それに基づくオンライン小テストの利用によって、学生の学習理解度を容易に確認できた。小テストによる確認は、学生の理解度の確認方法の多様化にもつながっている。従来は、WordやExcelで作成されたレポートによる理解度の確認が主体だった。また、学生評価の面でも、LMS(Learning Management System)上の枠組みにより自動化することで、採点にかかる教員の手間を軽減できるというメリットもある。
大学名 | 香川大学 |
---|---|
e-Learningの 導入学部等 |
法学部 |
講義名 | 情報リテラシー(1年生、前期) |