2012年4月号

<ブレーク前夜>
まもなく離陸
「HondaJet」の全貌
ホンダが20年以上の歳月を費やして開発した小型ビジネスジェット機「HondaJet」が、顧客への引き渡しに向けてカウントダウンに入った。競争力の裏づけとなる斬新な技術を搭載した機体、その技術を開発したR&Dセンター、機体として生産する量産工場など、HondaJetの全貌をさまざまな角度から解説する。
<ブレーク前夜>
世界への架け橋
金型基地「沖縄」
危機感を持った金型メーカーが、一度は失いそうになった国際競争力を取り戻そうと動き出した。その地に選んだのは、沖縄。ものづくりを取り巻く世界の環境が変わった今、もはや沖縄は「遠隔の地」ではない。「アジアに最も近い日本」なのである。日本と世界をつなぐ拠点として産声を上げた金型基地「沖縄」の今を追った。
インド自動車市場の攻略法
成長著しいインドに世界の注目が集まっている。人口が12億人を超える大国で今、所得に余裕を持てる中間層が急速に増えているからだ。中でも、有望視されているのが自動車市場。その需要に応えるために、2020年にインドは世界第3位の自動車生産国になると予想されている。このインド市場で日本メーカーが成功するには、クルマに対するインド人のニーズを知り、それがどう変わるかを分析して、いかに攻めるかを練り上げる必要がある。ここでは、Part1で同国のモーターショー「Auto Expo」から見たインド市場の変化を明らかにし、Part2ではインド市場の調査から得た成功の条件に迫る。
2012年3月号

軽量化目標必達へ 頼れる加工技術
製品の軽量化設計に今、大きな変化が起きている。機能を高めて強度や剛性を維持しつつ、質量を従来の要求に比べて大幅に軽くするニーズが急速に高まっているのだ。背景には、軽量化することで省エネや低燃費効果、携帯性などを高めた製品を好む顧客の存在がある。顧客の心をつかむには、圧倒的な軽量化を実現しなければならない。だが、恐れるに足らず。この厳しい要求を、革新的な加工技術が可能にする。使いこなせば、これまで考えていた“限界”を突破する設計も不可能ではない。
事故は語る
福島第一原発事故の教訓
2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所の事故。炉心溶融という最悪の事態を引き起こし、日本中を、いや世界中を震撼させた。こうした悲しい事故を繰り返さないためにも、そして今後の日本において原子力発電を継続するか否かを判断するためにも、事故の背景にある事実を正しく把握することが重要だ。本特集では、事故に至った原因を分析しつつ、「設計の隙」と「原子力規制の隙」という2つの視点から今回の事故を通して学ぶべき教訓を探る。
2012年2月号

使ってみたい材料30
宝があふれる「材料の島」
製品設計上の重要課題に直面したとき、解決の切り札になり得るのが新たな材料の採用だ。特に省エネルギ、CO2排出量削減の流れの中で、構造物の軽量化の決め手としてより高強度の材料を追求する動きは、ますます強まっている。もちろん、それだけではない。これまで予想もつかなかったような機能を持つ材料も次々と生まれている。その材料を選ぶ上で、日本のメーカーであることは地理的に有利であるといえる。材料は日本のお家芸。多くの国内材料メーカーが、多様な用途に向けて多様な材料を供給している。材料を見つめ直すことで、これまで知られていなかった新たな可能性が見えてくるかもしれない。
設計標準化の進め方
― 多様な要求に応え、造りやすく ―
個別の要求に応じて都度設計するのではなく、あらゆる要求に対応可能な標準品を設計する─。グローバル化に伴い、こうした設計標準化の重要性が増している。標準化が急速に進む自動車シート骨格の事例から要点を探った。
クルマの安全が変わる、設計のプロセスが変わる
「ISO26262は、自動車市場という土俵に上がるための資格だ。これをチャンスと捉えて開発プロセスを再整理し、必要なもの(情報)を必要なタイミングで取り出せる仕組みを作り上げたい」(デンソー電子プラットフォーム開発部長の後藤正博氏)──。2011年11月15日、欧州を中心にかねて検討されてきた車載用の電気・電子機器の機能安全規格「ISO26262」(Road Vehicles-Functional Safety)が正式発行となった。開発での安全に対する設計思想や設計根拠、検証結果などの細かなドキュメントとトレーサビリティーを求める同規格。先行する欧州の完成車メーカーの要請に応じて、日本でも大手サプライヤーは対応を進めてきた。ただし、日本の完成車メーカーが本格的に製品への適用を始めるのはこれからで、……
2012年1月号

工場飛び出すロボット技術
介護、医療、農業 … で大きく育つ
少子高齢化は大きなビジネスチャンスだ。製造業以外の産業でも合理化のニーズはある──。ロボットといえば、これまでは工場の生産現場で使われる産業用ロボットが中心的な存在だったが、介護、医療、農業、生活支援、オフィス支援、災害支援といった新たな領域を対象としたロボット(新領域ロボット)の研究開発が盛んになっている。しかも、特筆すべきは、従来のロボットメーカーだけでなく、自動車メーカーや電機メーカー、部品メーカーなど、さまざまな業種の企業がそうした研究開発に挑んでいることだ。新領域ロボットの実現には、これまでの産業用ロボットで培ってきたものだけではなく、それとは異なる技術も求められる。例えば、身近に存在する人に負荷を与えたり傷付けたりしないように……
資材メーカー取り込むキユーピー工場
キユーピーの五霞工場(茨城県五霞町)は、同社の主力工場の1つ。2010年に仙川工場(東京都調布市)の機能を移転し、東日本におけるマヨネーズ生産を一手に担っている。2011年3月には低カロリータイプの製品「キユーピーハーフ」(以下ハーフ)を生産する新工場(ハーフ棟)が本格稼働した。……
激化する低燃費競争
ボディ側面が映像ディズプレイになるクルマや自動で駐車できる小型電気自動車(EV)などが派手さを競う中、燃費を劇的に改善する技術が異彩を放っていた──。「第42回東京モーターショー2011」(一般公開は2011年12月3〜11日)は、米国の自動車メーカーの姿が見られないなど若干寂しい面もあったが、技術的には実に見所が多かった。低燃費競争は今後、ますます激化しそうだ。……
2011年12月号

高効率エンジン
クルマ、船舶、発電 … 設計力で限界を突破する
高効率エンジンの登場が相次いでいる。最も目立つのは自動車分野だ。マツダのコンパクトカー「デミオ」、ダイハツ工業の「ミラ イース」は、その果実である、ハイブリッド車に匹敵する優れた燃費を高らかにアピールする。自動車分野以外でも、船舶、発電、産業用でエンジンの効率を高める開発が活発だ。そうした開発現場では、「常識」を打ち破り、「限界」を超えるための闘いが繰り広げられている。「低燃費ならハイブリッド車」という「常識」に挑戦したからこそ、マツダから圧縮比が14と世界一のエンジンが生まれた。三菱重工業は、基本設計が20年以上前のガスタービンに、新技術を組み合わせて世界最高水準の発電効率を達成した。超えられないはずの限界を超える方法がここにある。











単行本のご注文
提携サイト募集




