社員のスキルアップ

鮮度の高いスキル情報システムで ITエンジニアの事業スキルと技術スキルを見える化

事例
NTTデータソフィア株式会社 様
  • 経営企画本部
    統括部長 早川 和仁 様

所在地

設立

従業員数

:東京都目黒区

:1983年10月

:563名

https://www.nttdsofia.co.jp/

事業内容:大手銀行の金融情報システムの調査・企画支援から、設計・開発・保守・運用まで、すべての工程にわたってトータルな開発を行なっている。

これを活用!DS-Core for 仕事力(業務経歴書)

大手銀行情報システムの企画・設計・開発を一貫して手掛けているNTTデータソフィア株式会社様。2014年よりITプロジェクトに関わる社内人材の検索を容易にし、またJOBローテーションや人材育成の計画的な実施を支援する「DS-Core for 仕事力(業務経歴書)」をご採用いただきました。

サービスの導入背景と今後の計画についてうかがいました。

導入いただいているシステム・サービスの一覧
2014年1月 導入マスタープラン作成の支援
2014年6月 新スキル測定制度の構築ご支援(ワークショップ)
2014年9月~継続中 DS-Core For 仕事力(業務経歴書)
2015年6月~ DS-Core 機能拡張検討のワークショップ

社員スキル定義と社内インフラを見直す必要に迫られた

顧客ニーズに対応するための育成計画

NTTデータソフィア株式会社様は、大手銀行であるりそなグループにシステム開発の全ての分野においてサービスを提供しています。また幅広い業種の情報システム開発に実績がある親会社のNTTデータによる幅広い総合力との融合により、上流~下流において品質の高いサービスを提供しています。

「お客様へのニーズに即対応するため、社員に対して銀行業務知識に加えてシステム開発や提案企画力、プロジェクト管理力などを、より強化する項目として育成施策に反映しています」と語るのは経営企画本部 統括部長の早川和仁様。2008年からはスキル測定制度を導入し、個人の育成計画(3年計画)と併せてデータベースへ取り込んでいます。

スキルの測定をすることで社員には自己スキルを認識してもらい、会社としては事業展開に必要な人材の育成と適正配置を目的として運用をしていました。

早川 和仁 様

見直しと新システムの導入へ

2008年より運用していたスキル測定は、当時からのスキル定義を見直しする必要がでてきました。社員の実績を評価する内容は「本人による業務経歴の実績申請と上司による評価を実施しています。しかし、Excelによる過去データの蓄積はしてきましたがそれが会社として必要な時に活用されていない問題を抱えていました」(早川様)。

また、社内で利用するPCについてもWindows XPから移行する時期にも差し掛かりました。 移行するWindows 7では従来のスキル測定システムが一部動作しない場合があることがわかり、新たなスキル測定システムの導入を検討することになりました。

鮮度の高いスキル情報による個人の育成と組織の事業展開

導入まで企画と活用イメージの策定をご支援

日経BPマーケティングとITスキル研究フォーラムは、初訪問からコンサルタントが課題をお伺いしたうえで新システム導入までの実施項目おまとめと、具体的な活用策を決定するワークショップ開催のご支援を行ないました。

活用場面

人材育成とプロジェクト編成、適切な人材配置と人事制度との連動について議論を重ね、優先的に新システムへ実装する内容を「スキルの測定」と「随時入力と評価が可能な個人のプロジェクト履歴情報」としました。

導入後は、蓄積された個人別スキルと業務経歴のデータを活用して以下の展開を可能としました。

  1. 経営者層にとっての「人財戦略の見える化」
  2. マネジメント層にとっての「人財育成の見える化」(個人別育成計画との連携)
  3. マネジメント層にとっての「組織強化の見える化」(組織別育成計画/ローテーション計画との連携)

段階的な機能への実装で導入を素早く

新たなシステム導入の前提条件として「スキルの測定」は現行のスキル評価基準を踏襲し、個別の製品スキルの見直しは運用開始以降の次フェーズの作業として残しました。「個人のプロジェクト履歴情報」は今後の活用を踏まえて、最小限の必要な情報に絞り活用目的の無いものは取得しない方向としました。

コンサルティングを進める上で、導入を推進する経営企画本部のメンバーと現場を預かる責任者の方を交え、複数回による議論を重ねました。 また新システムは社員に利用されやすいように「 DS-Core for 仕事力」から「Sofia Skills Management System(通称 S-Cube)」へ名称を変えました。

決め手はこれ!
  • スタートアップの優先を助言したコンサルティング力
  • 現場責任者を加えた活用イメージの共有
  • 鮮度の高いスキル情報システムの提供

人材の管理・照会が楽になり、若手は自己成長を意識して取り組める

現場のキーマンを巻き込み完成

新システムの導入スタートは統括部長の早川様をはじめ、経営企画本部のプロジェクトメンバーの方々へコンサルタントがご支援をして、一気呵成に進めることができました。

「ワークショップの形で導入を進めさせていただきましたが、その過程で社内の現場を預かるキーマンとなる人にも参加していただき、企画をまとめられたことが良かったと思います。ここで合意形成ができたので『現場のニーズと乖離がある』と後々に手戻りが発生することを防ぐことができました」とメンバーの宮崎様。

同じくメンバーの柴田様からは「これまでの仕組みをより良いものにするという意識が社員の中にもありますので非常に良い仕組みができた」とご評価をされています。

社員様からのご利用意見も好評

新システムは、スキルレベルに関するガイドがリアルタイムに画面で参照できるため、社員様から見た操作性は従来より向上しました。そのため、若手社員の方からは「自己成長を意識して積極的にスキルの入力ができる」との意見があるようです。

プロジェクト履歴情報を「いつでも入力できる」ことは入力申請する社員様と承認する上司双方の利便性が高まり、「経営企画本部としても社内人材のスキル管理と照会が見やすいためとても楽になり、登録データを有効活用できる手ごたえを感じています」とプロジェクトメンバーの萩生田様。

従来から蓄積をしていた社員様の5年間に渡るプロジェクト情報のデータ設定や、スキル登録情報と目指すべき必要人材像とのギャップ分析など、次年度からも実装する機能を控えています。

コメント Comment

経営企画本部 新システム導入プロジェクトメンバーの皆様

新しいスキル測定システムの導入検討に差し掛かった時期に、日経BPマーケティングさんから非常に良いタイミングでご提案をいただきました。

スキルを洗い出し新たに定義する作業は大変でしたが、この点は肝になる部分のため、これから導入検討される企業様は、日経BPマーケティングさんへご支援をいただきながら進めてほしいと思います。

新システムプロジェクトメンバーの皆様

本事例で導入したソリューションのご紹介

DS-Core for 仕事力(業務経歴書)

プロジェクトごとに現場の活きた情報を記録することで、公正な人材評価、最適人な材配置、意思決定シミュレーションを可能にするクラウドアプリケーション(SaaS)です。

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IT技術者の実績から仕事力を“見える化”。プロジェクトごとの実績情報からIT技術者を公正に評価し、最適な人材配置を可能にする「DS-Core for 仕事力(業務経歴書)」についてのご相談は、以下の専用フォームで承ります。

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