丸善出版終わりのない生命の物語 [DVD]

商品画像 終わりのない生命の物語

医療技術の進展に伴う様々な倫理的問題を
取り上げた7つの短編映画

  • 発行:丸善出版株式会社
  • 発売:2013年10月28日
  • DVD(全7巻)分売可
  • この商品の試写・貸出はできません。

下記より商品をお選びください。

全巻セット 269,500円(税込)
第1巻 38,500円(税込)
第2巻 38,500円(税込)
第3巻 38,500円(税込)
第4巻 38,500円(税込)
第5巻 38,500円(税込)
第6巻 38,500円(税込)
第7巻 38,500円(税込)

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医療従事者に必要な倫理的感受性を高めます

医療技術の進展に伴い、私たちは多くの恩恵を受けるとともに、その一方で、様々な倫理的問題に直面するようになりました。本作は、そのような問題と私たちがどのように向き合っていけばよいのかを考えられるよう、7つの短編映画で構成されています。

日本の文化や価値観に根差した、現代社会が抱える様々な問題―出生前検査、リビングウィル、エンド・オブ・ライフケア、AIDチルドレン、不妊治療、認知症高齢者の医療、小児脳死移植を取り上げています。

この映画には、敢えて結末を設けていません。そうすることによって、視聴者のひとり一人が、自分、家族、友人などの人生に照らし合わせつつ、幅広い視野で自由に考えることができます。そのことが創造的なアプローチを生みだし、倫理的感受性を高める一助となるとの考えからです。

医療・看護・介護の現場で働く方、関連する企業のみなさまに、幅広くご利用いただきたい作品です。

DVD各巻の収録内容

Case 1 わたしたちの選択 【出生前検査】12分

36歳のさちは、ようやく待望の妊娠を迎えた。ある日の定期健診の超音波検査で、医師が不意に「むくみ」という言葉をつぶやく。さちが説明を求めると、胎児の後頚部浮腫を指摘され、染色体異常の疑いがあると言われる。もし心配なら出生前検査を受けることもできると言われ、遺伝カウンセラーに相談する。検査を受けるべきか否か、受けたとしてもその結果を知ってどうするべきか、夫婦は思い悩む。

Case 2 白い遺言状 【リビングウィル】12分

良夫(58歳)は、数か月前に父を亡くした。良夫の父は人工呼吸器が装着され、胃ろうによる栄養補給をしていた。良夫は延命医療を続けたことが、父のために本当に良かったのかと思い悩む日々が続いていた。そんなある時、リビングウィル(生前の遺言状)の存在を知る。自分の終末期医療について予め元気なうちに考え、備えておきたいと思う良夫の気持ちを、妻(由美)や娘(優子)は、真剣にとりあおうとしない。

Case 3 生きてゆく理由 【エンド・オブ・ライフケア】11分

伊藤(55歳)は末期の前立腺がんで、頸椎転移のため四肢麻痺もあり、予後3、4ヶ月と診断された。妻とは死別し、子どももいない。遠方の弟とも疎遠である。がんによる身体的苦痛は、薬によってマネジメントできつつあり、このまま経過をみようと担当医は考えているが、担当看護師の渡辺は、感情を表わさず暗い伊藤の表情に引っ掛かりを覚えている。そんなとき、伊藤は渡辺にあることを依頼する。

Case 4 知りたくて 【AIDチルドレン】10分

大学院生の俊介(25歳)は年男の自慢の息子であり、俊介も父を慕い、二人は仲のよい父子である。しかし俊介は、以前から自分が父親に似ていないと思っており、ある日恋人の真希にもそう言われてしまう。そんな時、AID(非配偶者間人工授精)の存在を知り、自分はもしかしたら、父親以外の誰かから精子を提供してもらって生まれてきた子どもではないかとの疑念を抱く。俊介の本当のことを知りたいと思う気持ちは高まってゆき……。

Case 5 見えない終止符 【不妊治療】12分

43歳の雅恵は8年間、不妊治療を続けている。人工授精、体外受精などを試してきたが、待望の子どもは授かっていない。身体的にも精神的にも負担を感じている中、孫の誕生を期待し続けている母・弘子から提供卵子の利用を提案される。雅恵は最初、抵抗を覚えるが、母親なりの思いもあることを知り思い悩む。夫の誠と話をするが、卵子提供を受けるべきか、もし利用した場合、生まれた子どもにはどう伝えるか、二人の悩みは尽きない。

Case 6 ある家族の事情 【認知症高齢者の医療】10分

和子(80歳)は、脳梗塞の後遺症による脳血管性認知症を抱えながら、長男(博)夫婦と暮らしていた。ある日、検便で潜血が混じり、精密検査が必要になった。結果は、直腸がん。他の部位への転移はなく、範囲も限定的なことから、医師は手術による積極的治療をすすめる。博の姉の紀子は手術すべきと主張。一方、和子の介護をする妻の苦労を見ている博は、手術に反対し意見がまとまらない。家族の意向で和子の治療が決められてゆく……。

Case 7 ぬくもりの境界線 【小児脳死移植】16分

駿(10歳)は、下校途中に突然の事故に遭い75時間が経過し、「脳死とされうる状態」と診断された。両親と祖母は、身体が温かく今にも目を覚ましそうな駿の状況を受け入れることができない。色々な思いが錯綜する中、移植コーディネーターの話を聞くことになった。駿の身体を傷つけたくない母の久美子、あの世で生まれ変わった時を心配する祖母の節子。人を助ける仕事がしたいと言う駿の言葉を思い出す父の健一…。

総監修
赤林 朗(東京大学大学院医学系研究科 教授)
手島 恵(千葉大学大学院看護学研究科 教授)

監修
鶴若 麻理(聖路加看護大学 倫理学・生命倫理 准教授)
佐藤 雅彦(大正大学 講師/浄心寺住職)
仙波 由加里(桜美林大学 加齢発達研究所 客員研究員、スタンフォード大学 フリーマンスボグリ研究所 客員研究員)

制作協力
株式会社 電通テック

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第1巻 38,500円(税込)
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第4巻 38,500円(税込)
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