ゼミ紹介

日本体育大学柏高等学校

日本体育大学柏高等学校 『世界を知るゼミナール』

活動内容紹介

『世界を知るゼミナール』と題して、課外活動の一環として探究活動を展開しています。生徒達は、自分の知らない世界を知ることを目標に、『日経ビジネス』を購読しています。

基本方針は「知らないことを見つけよう。そしてやりたいことをやろう。」です。文系も理系も、それぞれの視点で記事を見ることで、自身に還元した探究活動の展開が可能です。学校の授業科目だけでは学びきれない分野、知り得ない知識を吸収していくことが、生徒達の人間形成を極めていくことと同時に、昨今の大学受験競争を勝ち抜いていく重要なファクターとなることは明白です。本校の、いわゆる特進コースであるアドバンストコース生を中心に、週に2度探究活動を行っています。

年間活動計画

月曜放課後、土曜講座の週2日活動を行っています。月曜放課後は、レジュメ作成のテーマとなる記事をグループで選定します。その後、私の特別講義であったり、企業研修ゲームであったり、シュミレーションゲームであったりと、様々な探究活動を行っています。

基本スタンスは、「生徒がやりたいことを扱う」です。本コースは土曜講座を開講しておりますが、その時間帯でゼミ活動を行っています。ここでは、グループで共同作成したレジュメをゼミメンバーに配付し、説明していく中で議論を深めていきます。購読しながら、グループでレジュメの共同作成を毎週おこなっていき、年明けにはグループごとに設定した大きなテーマをもとに毎週の記事をまとめ、大きなプレゼンをします。

「日経ビジネス」活用方法と生徒に見られた変化

生徒の自宅に毎週届く『日経ビジネス』を月曜日に持ち寄り、文系と理系で分けている各グループがレジュメにする記事を選定します。レジュメには「記事の概要」、「記事の感想」、「自グループ視点でこの記事を発展させたら」、「みんなが知らないような知識」を手分けして書いていきます。生徒は全員iPadを所持していますので、Googleドキュメントを用いて共同作成が可能です。

この活動を通じて、生徒の視点が外に向くようになりました。高校では、多くても近隣の市からしか生徒が集まりませんから、(ごく数名他県がおりますが)どうしても生徒の視線は内に向きがちです。ですが、このゼミの実施を通じて、生徒の発想や考えがグローバル規模と言いますか、世界を起点にしているものに変化してきました。例えば、企業比較に関して言えば、日本の企業との比較ではなく、当然のように世界企業が比較の対象です。各自の基準が世界に向いてきたということだと思います。このゼミ活動を高校生の段階で経験している生徒達は、大学でも深い学びにアプローチできると私は確信しています。

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