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記事を媒介とする「ちょうどいい」コミュニケーション個性を尊重した活用が、新たな「気付き」を見つけ出す

株式会社ISSリアライズ

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「情報と知識で、製造業を支援する」をスローガンに、大阪府に本社を構える株式会社ISSリアライズ。膨大な情報の中から、必要十分な各自のニーズにマッチした内容を届けてくれる情報ツールとして、2022年7月より、NIKKEI The KNOWLEDGEの導入を開始しました。
社内でのコミュニケーションツールとしての活用や、導入後の変化などについて、運用促進担当である総務部 情報技術グループ シェアードサービス推進グループの西脇 一憲様にお話をうかがいました。

NIKKEI The KNOWLEDGEの導入目的は?

  • ・情報を起点とした、社内のコミュニケーションを活性化したい
  • ・記事への見解を通して、部門の方向性(vision・value)に関するメッセージを繰り返し発信したい

導入後の効果は?

  • ・AIによるキュレーションにより、効率的かつ定期的に情報収集できるようになった
  • ・社員の興味・関心分野が可視化され、コミュニティを形成することができた

タイムリーな専門情報を効率よく集め「ムリ・ムラ・ムダ」を解消

御社の事業内容についてお聞かせください

西脇さん(以下、敬称略):「加工製品商社」という独自の領域を目指し、お客様のニーズにもとづいて加工製品を製造、販売している企業です。取引先社数は約3,000社で、業界に関わらず製造業として活動しているあらゆる企業がお客様となっています。お客様から提供される図面を元に、2,000社以上の協力企業とマッチングし、工程、品質、納期管理を実施してお客様に商品を納入しています。

NIKKEI The KNOWLEDGEの導入背景についてお聞かせください

西脇:2022年7月から、マネジメントしている部門に導入を開始しました。個人的に、関連する業界情報やシェアしたい情報を、チャットツールを用いて発信するキュレーターのような活動は組織内で実施をしていましたが、膨大な情報量の中から、組織に対して有用である記事を探す時間が十分に取れないことで、ムリ(時間的に広く深く探索できない)ムダ(求める情報になかなかたどり着かない)ムラ(定期的かつ持続して実施できない)の課題を感じていました。そのような中で、NIKKEI The KNOWLEDGEのご案内をいただき、専門情報の収集はもちろん、現在運用しているコミュニケーションツールの代替として活用ができるのではないかという可能性を感じ、導入を検討しました。個人の活用頻度はもちろんですが、組織内にいるアクティブな情報発信者がいなくなった場合、現在のような情報共有の習慣が担保できるのか、という点に着目し、部署やセクションを横断してメンバーを募り、検証を行いました。結果として、コメントの機能を使い、発信者としての活動をするメンバーも多くいることがわかり、有効に活用することができると判断しました。

導入後に大きく変化したと思う点をお聞かせください。

西脇:自身の閲覧履歴をベースに、毎日二回配信される「あなたへのイチオシ」で流れてくる情報と、メンバーがコメントでシェアしてくれた情報を見に行くことで、収集すべき情報をほとんど網羅できるようになりました。自分で様々なメディアにアクセスし、関連する情報を探すために割く時間が大幅に短縮され、作業の効率化につながっていると感じています。隙間時間を増加させることが難しい中で、タイムリーな専門情報を効率よく集めることができるようになったのは、組織にとって良い変化であったと思います。

メンバーの関心の持ち方やから見えてくる新たな「気付き」

参加メンバーの皆さんの変化はどのように感じていますか?

西脇 一憲 様

西脇:新しい発見はたくさんありました。「Aさんはこういうタイプだろうな」と思っていたが、思いもよらない分野やニュースに関心を持っており、そこに対しての他のメンバーからのリアクションや、部署を横断して盛り上がっているコメントの往来を見て、「こういうことに関心があったのか」と、今までにない気づきにつながるケースが多いですね。

コロナ禍以降、社内外ともに、従来のコミュニケーションの方法が大きく変化しました。今、若手社員は何に関心があって、どういう人たちがどのように働いているのか、どこに課題を感じているのか。情報が把握しづらく、社内で新しい仕掛けを作る際にとても苦労しています。そんな中で、NIKKEI The KNOWLEDGEの記事閲覧傾向や、コメントの頻度、反応などを見て、「業務改善に関連する記事にはすごくアクティブに反応するな」、「IT導入の動きに関しては感度が高いセクションは、社内のツールになにか不満や課題感を持っているのかもしれない」など、それぞれのメンバーの関心の持ち方や、コミュニケーションの取り方などが、何となくわかるようになりました。こういった組織内の個人の動きを整理し、新しい取り組みを始める際の仲間集めや、業務アサインに活用できる可能性を感じています。

メンバーの関心に着目する活用方法は、マネジメント目線ならではですね。

西脇:コミュニケーションの始まり方が、丁度よく抽象化されている点が良いですね。記事が起点になるため、その記事の内容にものすごく関心があって、全面的に押し出したいけれども、まずは軽くシェアをすることから始める。SNSが波及した現代ならではの『ゆるさ』が、活用のポイントになっていると思いますね。
専門情報から顧客の動きを読み解くことや、昨今の技術動向を収集し、組織に展開するといった活用はもちろんですが、視点を変えると、本業以外のプラスアルファの面での活動にも影響を与えるプラットフォームにもなると思います。

NIKKEI The KNOWLEDGEにおいて、今後期待する点をお聞かせください。

西脇:バインダー内におけるセクション分けの機能や、コンテンツの追加など、アップデートの頻度がもっと上がると、ユーザー側も楽しみが増え、改修のポイントなどを声に上げやすくなるのではないかと感じています。決して大きなものではなく、毎月にちょっとした機能を追加してブラッシュアップしていくと、わくわく感が増えていくと思います。より組織内での活用を盛り上げるきっかけになるようなアップデートを期待しています。

導入したソリューション NIKKEI The KNOWLEDGE

NIKKEI The KNOWLEDGEはビジネスに必要な情報を効率よく収集し、組織・チームのナレッジ(知識)として蓄積・共有できるナレッジマネージメント・ツールです。日経はもちろん、幅広く上質な情報源からビジネスに役立つ記事などのコンテンツをAI(人工知能)で厳選してお届けし、チーム内で情報を簡単に共有・整理することができます。組織のコミュニケーションを活性化し、提案力・企画力の向上を支援する新しいビジネスツールです。

総務部 情報技術グループ シェアードサービス推進グループ
西脇 一憲 様
法人名
株式会社ISSリアライズ
本社所在地
大阪市西区新町1-33-8
創立
1920年3月
従業員数
412名(2023年12月現在)
Webサイト
https://www.issgrp.co.jp/
主要製品
特殊鋼素材・その複合加工品
事業内容
特殊鋼及び各種加工製品の販売

2024.6.29