TOP > ビジネスソリューション > 調査レポート・専門書 > 自動車分解 Leapmotor「B05」編

自動車分解 Leapmotor「B05」編

中国でBYDやGeelyに次ぐ新進気鋭のEVメーカー
低価格を実現した世界戦略車の設計思想と構成部品を分析・調査

  • ■監修:日経BP 総合研究所
  • ■2026年11月30日発行
  • ■レポート:A4判、約200ページ
  • ■価格:
    書籍とオンラインサービスのセット:660,000円(10%税込)
    書籍のみの販売はありません
  • ■発行:日経BP
    経理処理のご相談はこちらから

ボタン_001

ボタン_018

LiDAR1個、ミリ波レーダー3個、カメラ11個を備えた自動運転支援システムを装備しながら低価格を実現。
QualcommのSoCを搭載した水冷式車載コンピューターやボディ系を1個の統合ECU(電子制御ユニット)で集中制御できるメインボディコントローラーをはじめ、車体の床面を電池パックの上部カバーとする「CTC(Cell to Chassis)」構造など独自路線に注目。

2025年に約60万台を販売し、中国でBYDやGeelyに次ぐ電気自動車(EV)の生産台数を拡大している新進気鋭のLeapmotor(リープモーター)――。ステランティスとの合弁事業も開始し、2026年は100万台以上の販売を狙っています。その量販タイプの世界戦略車で2025年12月に販売を開始した「B05(中国名:Lafa 5)」を分解調査しました。

B05はLiDARによる自動運転支援機能を備えながら中国市場で約12万元と日本円で300万円を切る販売価格を実現した高いコストパフォーマンスで注目を集める1台です。LiDAR1個、ミリ波レーダー3個、カメラ11個、超音波センサー12個のセンサー群と水冷式車載コンピューターを組み合わせてレベル2+相当の自動運転支援システムを装備。車載コンピューターは、マルチメディア系と運転支援系で異なるQualcommのSoCを採用。2種類のSoCを1枚の基板に実装した独自開発品を搭載しています。

さらに、ボディ系制御は、「メインボディコントローラー」と呼ぶECU(電子制御ユニット)のみで集中制御する統合型のE/Eアーキテクチャーを導入し、ECUの数を大幅に削減しつつ、Leapmotorが推し進めるソフトウエアの共通化とともに低コスト化を図っています。注目は、地域によって仕様が変わる通信モジュールをアンテナユニットと分離して車体にそれぞれ配置しているほか、オプション品となるリアの電動バックドアのECUなどは別体化して個別対応できるようにしています。

車体は、車両の床面を電池パックの上部カバーとし、電池モジュールを構造部材として車体と一体化させた「CTC(Cell to Chassis)」と呼ぶ独自構造を採用しています。リン酸鉄を用いた電池セルは、独自規格の角型セルの規格を提唱し、マルチサプライヤー戦略で複数の電池メーカーから調達しています。操舵系には低コスト化を意識したとみられるコラム式の電動パワーステアリングを採用し、自動運転支援時の操舵を制御しています。

B05

パワートレーンは、モーターと減速機に、インバーターとモーターコントローラー、車載充電器、降圧DC-DCコンバーターを集約した統合コントローラーを組み合わせて一体化した「6 in 1」の駆動ユニットを搭載し、重さは75kgに抑えられ、高い集積度によって小型化を実現しています。最大出力160kWの駆動モーターは、テスラとほぼ同じ構造のローターとステーターを搭載するほか、EV性能を左右する熱マネジメントシステムでは、五方弁を活用したコンパクトな統合設計を採用しています。

本レポートでは、主な構成部品の配置や内部が分かる画像とともに、仕様やサプライヤーなどを簡略に解説し、低価格化を実現するために車体やE/Eアーキテクチャーの共通化を進めるLeapmotorの設計思想に迫ります。

見どころ

Highlights

  • 1

    Qualcomm製SoCを用いた車載コンピューター

    低価格化を狙い、QualcommのSoCを採用。マルチメディア系と運転支援系でそれぞれ異なるチップを採用し、2種類のチップを基板1枚に集約

  • 2

    LiDARやミリ波レーダー、カメラのすべてを分解

    LiDAR1個、ミリ波レーダー3個、カメラ11個のセンサー群を搭載。同じものを除き、そのすべてを分解し、画像とともに解説

  • 3

    「6 in 1」の機能を統合した駆動ユニットを分析

    モーターや減速機をはじめ、インバーターとモーターコントローラー、車載充電器、降圧DC-DCコンバーターの機能を集約した統合コントローラーの内部構造を分析

  • 4

    CTCを実現した電池パックの構成を解説

    車両の床面を電池パックの上部カバーとして車体と一体化させた「CTC(Cell to Chassis)」を採用。電池パック内部の構造や電池遮断ユニット(BDU)の構成を分析

  • 5

    ボディ系を集中制御するメインボディコントローラー

    ボディ系制御を一つの統合ECU「メインボディコントローラー」に集約。他社を先行する中央集約型のE/Eアーキテクチャーを解説

分解写真

購入者限定企画・
参加費無料!

Leapmotor「B05」

Leapmotor
「B05」
〈分解車両・部品見学会〉

『自動車分解 Leapmotor「B05」編』をご購入いただいた方の特典として、
分解車両と構成部品を⼀堂に展⽰した無料見学会を企画します。
撮影はもちろん、部品を直接、手に取ってみることが可能です。
本レポート編集責任者による、見どころ解説セミナーも開催いたします。

■ 開催時期:
2027年3月
■ 会場:
新潟県燕三条地域
■ 展示内容:
車体、駆動ユニット(モーター、減速機、統合モーターコントローラー)、電池パック、熱マネジメント部品、各種電装品、内装部品、自動運転支援システム
  • ※本レポートを購入いただいた方は無料でご参加いただけます。事前登録制で、1組3名様までご来場いただけます。企画が決まり次第、本レポートをご購入いただいた皆さまにご案内いたします。
  • ※1組当たりの滞在時間は、3時間までとさせていただき、見学時間を事前に決めていただきます。なお、1日当たり最大で12組程度に調整させていただきます。

分解写真

自動車分解 Leapmotor「B05」編 目次

※目次は変更になる場合があります

ボタン_001

ボタン_018

/* 見どころ highlights */