「ほめる」も「叱る」も重要なツール
今どきの若者世代を部下に持ったが、うまくコミュニケーションが図れない。ましてやほめたり、叱ったりするなんて──。こういった管理職が増えています。しかし、的確なことを、いいタイミングでほめたり、叱ったりすることは、部下を育てる地位にある管理職の務めでもあります。
感情の抑制や照れ、「ほめる」と「おだてる」を混同することでうまくほめられなかったり、部下への変な遠慮や「叱る」と「怒る」の違いがわからずに叱れなかったり。こうした管理職の悩みを解決し、何をどのような方法でほめ、叱るかを、ケースドラマを通 して指南します。
●ほめること、叱ることがいかに部下を育てるか、その重要性を解説。なぜほめ、叱ることができなくなったのか、現代社会の問題を探ります。
●第一巻では、ほめ上手になるためのポイントを紹介、部下を伸ばすほめ方の急所を説明します。
●第二巻では、叱り上手になるための条件をミニドラマで解説し、部下を励ます叱り方の急所を披露します。
●中間管理職はもちろん、後輩を持つすべての社員に役に立つ内容になっています。
●「ほめ上手」は「叱り上手」
●「てれ」を克服する
●部下を伸ばす「ほめ方」の急所
タイミングよくほめる/良い結果が出た直後にほめる/仕事のスタート時にほめる/部下のよい変化を見逃さずにほめる/部下の置かれた状況を察してほめる/間接的にほめる/人前で効果的にほめる
●「叱る」と「怒る」の区別
●叱り上手になる
●叱る場を考える
●部下を励ます「叱り方」の急所
受け入れ態勢をつくらせる/聞き役に回る/無難な姿勢を叱る/さりげなく気づかせる/あえて叱らない
●叱る前にしておくべきこと