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本レポートは、米スタンフォード研究所からスピンオフしたコンサルティング企業のSBI社がまとめた、グローバル視点による2035年に向けた未来シナリオ集です。
パンデミックや地政学リスクによって多くの場面で不確実性が高まり、今日の世界とは根本的に異なる世界が生まれようとする中、日本企業は中長期的にどのようなビジネスチャンスを追求すべきでしょうか。
本レポートは、各分野の専門アナリストが、世界で起きている様々な事象をベースに専門知識と独自のシナリオプランニング手法を駆使して、中長期の事業戦略を立案する際の新たな視点・大きな武器となる「三つの未来・123のシナリオ」を提示します。
政治・経済、スマートシティ、循環型経済、働き方、日常生活、ヘルスケア、テクノロジー、セキュリティーなど41分野に関して、
①気候変動と戦う未来を描いた「グリーンリアライメント」、
②デジタル社会に依存する未来を描いた「メタバースワールド」、
③中国の影響力が世界で高まる未来を描いた「ドラゴンライズ」
の3つのグローバルシナリオを構築。合計123の未来シナリオを提示します。
また、政治・経済情勢、テクノロジーの進展などに関して、シナリオ構築の背景となる20のトピックスを解説します。
未来シナリオの概要などを記載した合計168枚のA5サイズのカードを付録として同封しています。
この「シナリオカード」を活用して、「脅威確認ワークショップ」、「有望市場案出ワークショップ」など新たな事業機会の探索や新サービスアイデア創出のワークショップを展開することができます。
「ワークショップハンドブック」では、シナリオカードを使って実施する3種類の代表的なワークショップの進め方や事後作業を分かりやすく解説しています。
SBI社のアナリストが、専門知識と独自のシナリオプランニング手法を駆使して、2035年までの社会や技術のグローバルトレンドに関する「各々同じ41のトピックスで描かれた三つの未来シナリオ」を作成。
各シナリオでは、既存のトレンドと潜在的なトレンドを体系的に分析した上で、今後10年以内に出現する可能性のある未来について、明確なストーリーを提示します。
2035年――。気候変動と戦う未来を描いた
「グリーンリアライメント」
全体像
地球温暖化の悪影響は予想をはるかに上回るスピードで強まり、人道的危機、国際紛争、内乱、金融の混乱、失業、エコテロなどが広範に発生するようになった。その中で欧州を中心に、主要各国政府はカーボンマイナス社会への迅速かつ公平な移行を促進する積極的なプログラムを採用した。2035年までに、人々、国家、企業は、気候変動を食い止め、その影響に対処すべくグローバルに協調した継続的な戦いに取り組んでいる。
出所:SBI / イラスト:TSTJ Inc.
トレンド
・経済効率から資源効率へ
・集中から分散へ
・地域経済を重視したグローバル経済
・グローバルサウスとの協調
・短期的利益より長期的利益
・持続可能性重視
・公平、機会均等重視
・継続的な働き方の更新
・フレキシブルな進取の気性
・本人が所有する個人情報
2035年――。デジタル社会に依存する未来を描いた
「メタバースワールド」
全体像
各国政府は安定と成長維持に注力するため、持続可能性に寄与する開発の優先順位を下げた。高所得者層は、VR技術の成熟に伴い、ますます魅力的になるデジタルメタバースに次第に引きこもるようになった。当局はメタバースを効果的に規制することができず、疎外された人々の犠牲の上に急成長を許した。2035年までに、メタバースは急速に成長し、グローバル化したデジタル経済の中心となり、階級と所得によって高度に階層化された。
出所:SBI / イラスト:TSTJ Inc.
トレンド
・経済効率の最大化へ
・新自由主義的独占の強化
・グローバリズム
・短期的利益の追求
・メタバース経済の急伸
・国内外の二極化
・都市富裕エリート層の優越
・効率最優先の職場改革
・あくなき生活改善への執着
・プラットフォーマーが牛耳る個人情報
2035年――。中国の影響力が世界で高まる未来を描いた
「ドラゴンライズ」
全体像
欧米の民主主義国家がインフレ、資源不足、政治的分裂などの問題に対処に苦慮する中、統制のとれた中国は予想以上の急成長を遂げた。中国発の人工知能(AI)の大躍進は、中国の支配力をさらに加速させ、中国と欧米諸国との間の経済的断絶と軍事的緊張を高める引き金となっている。2035年、中国は地域の超大国となり、新興国の持続可能な発展をリードする存在となっている。
出所:SBI / イラスト:TSTJ Inc.
トレンド
・新世代AI による潮流変化
・中国経済圏の地位向上
・保護主義傾向の高まり
・全体効率の向上
・統治システム優先
・AI による覇権拡大
・プライバシー価値の低下
・対面交流重視の働き方
・経験、習慣重視
・価値が低下する個人情報
※内容は変更になる場合があります。