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未来技術展望(Explorer)シリーズ

米国有力企業や
政府組織が活用する戦略ツール

Strategic Business Insights

  • ■著者:Strategic Business Insights
  • ■2020年3月31日発行(10レポート)
  • ■レポート(英語版、A4判 約100ページ)
  • ■発行:日経BP
  • ■価格:330,000円(税込/1レポート)
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  • ※2015年12月発行及び2016年11月発行の未来技術展望シリーズに同じ書名のレポートがありますが、コンテンツはアップデートしています。本文中に、アップデートした箇所を記載しています。

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日本限定!英文レポート「未来技術展望」シリーズ

『未来技術展望(Explorer)』シリーズは、米スタンフォード研究所からスピンオフした米SBIの技術マネジメント・レポートです。先進各国の主要な先端企業や公的機関に導入され、戦略ツールとして活用されています。各技術の論点を素早く理解して業務遂行に当たることを要求される担当者に対して、「事業化に影響を及ぼす社会的な要因」「不確実性がビジネス環境に与えるインパクト」「市場の発展可能性」などを、使用単語を制限したグローバル対応の簡潔な英語で解説しています。レポートを構成する5つのセクションでは、アナリストが考察した結果をチャート形式でまとめています。

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「未来技術展望」の活用例

  1. 市場拡大を楽観視する役員に対し、担当者が不確実要因の分析の必要を指摘する
  2. 新任の新規事業開発プロジェクト担当者が、短時間で市場構造と重要観察事項を捉える
  3. 自動運転車の開発担当者が、重要な外的要因である人工知能の開発状況を継続的に観察する
  4. スマート化する製造業について報告を求められた役員参謀が、関連市場の包括的理解を進める
  5. 総合化学会社の戦略会議メンバーが、幅広い応用領域の可能性を議論する際の基礎資料にする

レポートの構成

「未来技術展望」シリーズは、①技術体系の全体像 ②事業化に影響を及ぼす外的要因 ③不確実性の考察と観察すべき領域④市場の発展可能性 ④製品・サービスの展開 の5つのセクションを通じて、技術商用化の過程にある不確実性と可能性を分析・考察することで、戦略オプション立案の手助けをします。

Section1

技術体系の全体像

医療の分野では、ICTをベースとした高度な医療サービスや個人の日常データを有効利用した「個別化医療」へ進む。ICTを活用した「介護」や「予防」、さらに「健康な生活の維持」へのICTの利用拡大が進む。また、脳の健康も重要なテーマになる。

Section2

事業化に影響を及ぼす外的要因

このセクションではレポート作成に関与したアナリストが抽出した外的要因を6つのパラメータに整理して提示します。技術開発に直接従事するメンバーだけでなく、事業開発に取り組む一人ひとりが、広い視点で自らの役割を明確化するきっかけを与えます。

Section3

不確実性の考察と観察すべき領域

ここでは、事業開発を取り囲む重要課題の不確実性について提示します。開発途上で遭遇する可能性のある様々な事象(技術のブレークスルー、法規制、生活様式の変化など)を、「不確実性」と「ビジネス開発に与えるインパクト」の両面から考察し、シナリオ・プランニングで使用されるI/U(Impact and Uncertainty)チャートの形で提供します。

Section4

市場の発展可能性

技術革新、社会現象などの要因を関連付け、市場開発に影響を及ぼす分岐点に関する理解を促します。市場の発展過程に関する認識を楽観的に一面化し、あるいは悲観的に捉える一点予測は、百害あって一利なしです。技術の事業化を目指すプロジェクトメンバーの一人ひとりが、市場の発展可能性を理解することは、組織のレジリエンスを高めます。このセクションをもとに未来に対するプロジェクトの共通認識を醸成し、状況変化に即応する体制について議論を深めることが可能となります。

Section5

製品・サービスの展開

ここでは、当該分野の事業開発競争の現状を、現在の開発発展段階を示すS字カーブで表現しつつ、アプリケーション開発の観点から整理します。重要なアプリケーションに関しては、要素技術から完成品までの技術開発に、どのような企業がどのように絡んでいるかをフローチャートで示し、業界構造の概略を解説します。

著者 SBI(Strategic Business Insights)とは

1946年、米スタンフォード大学の付属研究所Stanford Research Institute(SRI)が設立されました。SRIは、受託研究・開発のみならず、技術マネジメントに関連するコンサルティングを通して、世界の企業や政府・公共団体等の業務を支援してきました。技術開発の成果はビデオテープの基本録画技術、パソコン用マウスの発明、インターネットの基となるARPANETの開発、抗マラリア新薬など多岐にわたり、現代社会を支える多くの基盤技術を生み出してきました。2001年、SRIのスピンオフ企業として幅広い情報サービスとコンサルティング機能を兼ね備えた「SRIコンサルティング・ビジネスインテリジェンス」が発足、2009年に社名をStrategic Business Insightsに変更して現在に至っています。

SBIのクライアント企業

各国に本拠を持つ、Fortune100の自動車および自動車部品、総合化学、農機・建機、航空機、電気電子の先端技術企業や 金融大手など、各産業の上位企業に加え、EUを含む日米欧中央政府組織をクライアントとして有しています。特に米国政府に対しては、海洋大気庁(NOAA)の未来シナリオ作成や、国家情報会議(NIC)のGlobal Trends(2025年版、2030年版)の重要技術分野の特定など、さまざまな協力を行っています。

新刊10タイトル

※本文はすべて英語です。

※2015年12月発行及び2016年11月発行の未来技術展望シリーズに同じ書名のレポートがありますが、コンテンツはアップデートしています。本文中に、アップデートした箇所を記載しています。

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