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2021年のCOP26では世界の国々の足並みがそろわない状況を見せていましたが、投資家・金融機関に迷いはないようです。世界中の投資家は、カーボンニュートラルに向けた企業変革の中身と実行性を見ています。現時点でたとえ実績が出ていなくても、将来に向けたロードマップが充実し、10年後の世界で優良企業になれると判断できれば、高く評価されます。そうなると世界中から投資を呼び込め、投資を基に変革のスピードアップも図れます。これこそが「カーボンディスクロージャー」の目的です。だからこそ「カーボンニュートラルへのロードマップ策定」が、2022年の最重要経営課題なのです。
「カーボンディスクロージャー」とは、「カーボンニュートラル」に向けた企業の各種情報開示のこと。その世界基準といえるのが「TCFD」です。『カーボンディスクロージャー未来戦略』には、2021年10月に改訂されたばかりのTCFDや、温暖化ガス排出削減シナリオ、特にScope3排出量の削減アプローチ、活用できるファイナンスプランなどを解説しているほか、世界的な企業を中心に5セクター30社を選定し、カーボンディスクロージャーの実例を分析しています。ぜひ、お役立てください。
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